東京2020大会時の交通マネジメントと2019年夏の試行(輸送テスト)について


2019年7月24日(水)と26日(金)

2020年「東京オリンピック・パラリンピック」の大会組織委員会は

大会期間中を想定した交通規制のテストを東京都内で実施します。


首都高入口50か所以上で閉鎖の可能性 五輪1年前の交通規制テスト、どんな影響が?
https://trafficnews.jp/post/87912


テストの目的は、東京オリンピック関係者を円滑に輸送するため、

東京都心部へ流入する交通量を減らすことが必要なため、

その「本番」を想定したものです。



おもな規制内容

●高速道路
 ・首都高の一部料金所や、東名の東京料金所、常磐道の三郷料金所など全11か所で、都心方向への開放レーン数を終日削減。

 ・選手村予定地の周辺など、大会期間中に大会関係車両専用となる
  首都高の4つの入口を終日閉鎖:10号晴海線 晴海入口(下り線)、
  4号新宿線 外苑入口(上下線とも)、S5埼玉大宮線 新都心入口(上り線)。

 ・首都高の入口49か所および中央道 八王子IC(上り線)を、交通状況に応じ随時閉鎖。

●一般道路
 ・環七通り(環状7号線)の信号機で、都心方向への青信号の表示時間を短縮
  (午前5時から正午にかけて)。


今回のような交通規制テストは、8月23日(金)も予備日とされており、

7月のテスト結果を踏まえて実施の可否を決定するそうです。


大会組織委員会は2020年大会期間中、東京圏の広域における交通量を大会前の一律10%減、

競技会場周辺などの重点地区においては30%減とすることを目標に掲げています。

また、首都高については交通量を最大30%削減し、休日並みの交通環境を目指すとしています。